OJAS BALL(オージャスボール・元気玉)は、インドの伝承医学・アーユルヴェーダの食事療法に基づき作ったエナジーフードです。オージャスとは、生命エネルギーのことで、心と体を元気にしてくれるもの。アーユルヴェーダでオージャスを高める食材のデーツや、アーモンドなどのナッツ類を組み合わせて作りました。デーツやナッツは、そのまま食べても美味しいですが、一手間かけてオージャスボールを作っておくと、甘いものが食べたい時や、小腹がすいた時、忙しい時の朝食代わりに便利です。美味しいだけでなく、栄養価が高く満足感があるのがオージャスボールです。ハーブティーなどお気に入りのドリンクと一緒にお召し上がりください。以下の材料がすべて揃わなくても大丈夫です。デーツとナッツ1種類があればできますので、手に入りやすい材料で作ってみてください。オージャスボールの材料デーツ(マジョール種がおすすめ)200g 生アーモンド 100g 生カシューナッツ 100g生くるみ 100gいちじく(ブラックミッション)100gレーズン 100g※ このレシピは一口大(約15g)のOJAS BALLが、約50個できます。はじめは上記の3分の1の量くらいで作るのがおすすめです。~オージャスボールの材料説明~血液を綺麗にするデーツデーツは、アーユルヴェーダではオージャスを増やすとされる食材です。ビタミン、ミネラル、鉄分、食物繊維が豊富で滋養を高め、血液を浄化します。 特に、夏場に乱れがちな「ピッタ」(火の要素)の鎮静に効果的です。デーツの中でも特に味がよいマジョール種は、ねっとしとした粘りがあるのでオージャスボール作りには最適です。甘みが強く栄養価も高いので、満足感が高い食材です。オージャスを高める生アーモンド現代人に不足しがちなビタミン、マグネシウム、カルシウム、鉄、リン、カリウム、亜鉛が豊富な生アーモンド。 疲労回復や貧血の改善にもよいのでアーユルヴェーダでも高く評価されています。 毎日数個食べることで、新陳代謝の働きを活性化。排泄不良の改善にも良いとされています。細胞の老化を防ぐので肌にもよく美容にもおすすめです。塩がついていない生のものがおすすめです。不思議な出で立ち生カシューナッツ勾玉のような不思議な形のカシューナッツですが、どのように実るか見たことがありますか?カシューアップルと呼ばれるパプリカのようなフルーツの下部に、種子のカシューナッツがくっついた状態で木にぶらさがっています。熟したカシューナッツのフルーツも、甘くて美味しいです。カシューナッツはミネラルが豊富。こちらもアーユルヴェーダでおすすめの食材のひとつです。脳のカタチの生くるみアーユルヴェーダでは、くるみは、人間の脳の形に似ていることから、脳の働きをよくする食材とされています。良質な不飽和脂肪酸やたんぱく質、ビタミンE, B1,B2、リノール酸などを豊富に含むので、血中のコレステロールを下げ、動脈硬化や心臓病の予防に役立ちます。プチプチの食感のいちじくOJAS BALL に独特の食感を与えてくれるドライいちじくは、食物繊維が豊富です。整腸作用があるので、美肌によいとされています。 カルシウムもたっぷり入っているので、心の平安にもいいですね。抗酸化作用最強のレーズンアーユルヴェーダでは「甘味」は「幸福の味」。天然の甘みを適度に摂ると、心も身体もハッピーになります。ポリフェノールの宝庫のレーズンは、フードプロセッサーにかけるとねっとりとした状態になり、他のナッツ類とまとまりやすくします。レーズンを入れることで、デーツの甘みが引き立つような気がします。《オージャスボールの作り方》すべての材料の約3分の1ずつを使用すると、約15~17個のOJAS BALLが出来上がります。フードプロセッサーの容量に応じて、少量ずつから作ることをおすすめします。生アーモンドは、一晩水につけておき皮を剥く(アーモンドの皮は固く消化力を必要とします。皮をはがしてから食べることで消化の負担をなくします)ナッツ類をそれぞれ荒くフードプロセッサーにかける(ナッツの触感を味わいたい方は荒めに)別のボールに入れておく。デーツの種を取り除く。ドライいちじくは、ヘタを取る。なつめやし、ドライいちじく、レーズンをそれぞれミキサーにかけてベトベトな状態にしてから、3. のナッツを入れて、全体をざっくり混ぜ合わせるナッツとその他を混ぜ合わせて、一口大の大きさに丸める。《必要な道具》フードプロセッサーボールベーシックなOJAS BALLの作り方を覚えたら、自分のお気に入りにアレンジしてください。アーユルヴェーダを学ぶと、自分の体質や季節に応じた食材を加えることができます。例えば、夏場はココナッツフレークを加えてみたり、寒くなったら身体を温めるシナモンなどのスパイスを加えるのもおすすめです。オレンジピールなどを加えると、ひと味違ったオージャスボールになります。またオージャスボールにローカカオを加えると、まるでチョコレートのような幸せな味わいになります。ただ、いくらヘルシーでも食べすぎは禁物です。数年前、オージャスボールの試作と試食を繰り返していた頃、食べすぎて「カパ」(水の要素)が乱れて、咳が止まらなくなりました経験があります。適切な時間に適量を。おいしく召し上がりください。