中秋の名月を愛でる秋はお月様が美しい季節・初秋。アーユルヴェーダ では「ピッタ」(火のエネルギー)が悪さをしやすい時期とされています。この時期は、抜け毛、肌荒れ、ちょっとした不眠、肌の痒さなどがでやすいです。毎年、秋のはじめにこういった不調がでる方はいらっしゃいますか?夏の間に、辛いものを食べ過ぎたり、頭を使いすぎたり、太陽に浴び過ぎたり、お酒を飲み過ぎたり、議論しすぎたりすると、「ピッタ」が乱れやすくなり、秋の不調につながります。アーユルヴェーダの素晴らしいところアーユルヴェーダの素晴らしいところは、体調を整える知恵がシンプルな法則があることです。「火のエネルギー」を鎮めるためには、その反対の性質を取り入れます。理にかなっている日本の風習季節の移り変わりを大切にする日本の風習は素晴らしくて、この時期に十五夜お月見をします。実は、この風習はアーユルヴェーダ的にも理にかなっています。月のエネルギーは、熱をクールダウンさせる働きがあるので、夏の間に、身体に蓄積された太陽のエネルギーを適度に冷やしてくれます。月にお供えする団子や、秋のジューシーな果物は、ピッタを軽減する食べ物です。さらに、月にお供えして月の光を浴びることで、さらに冷やす性質が高くなると言われています。水をガラスの容器などに入れて、秋の満月に当てておくと、「ハンサ水」(白鳥の水)といわれる月のエネルギーがはいったお水に変身します。(これはぜひ試してみてくださいね!)アーユルヴェーダ の知恵を暮らしに取り入れると、季節を味わいながら楽しく体調を整えることができますね。ちなみに、この時期に皮膚に痒みや湿疹ができる人は、マッサージオイルはココナッツオイルなど冷やす性質のものがおすすめです。足元を冷やさないように足湯をしながら、頭にヘナをするのもおすすめです。